日本の滅び方

人口、通貨、住宅の限界点はどこか

国内住宅価格の長期推移

2012年末以降、マンション指数が大きく上昇したのに対し、戸建て住宅指数はコロナ前まで横ばいで推移した。この傾向は東京に限っても同様。大規模金融緩和による押上げ効果は、資産性の高いマンションに集中して現れた。

 

こちらは「首都圏の中古マンション」成約価格情報に基づく指数。90年代の下落が激しいのでリーマンショック前のピーク(07年10月)から直近(22年2月)に区切って比較すると、指数上昇率は首都圏全体で+21.4%。そのうち、東京+26.5%、神奈川+16.5%、千葉+4.1%、埼玉+16.7%。